自宅で簡単にできる!地ビールの作り方

主要な原料

 

 

ビールの味を左右するは「麦芽」です。ビールの主な主原料です。麦芽というのは、麦を水に浸すことで発芽させたもののことです。ご存知のように大麦が主に使用されており、二条大麦がビール麦、ビール大麦と言われて使用されています。

 

日本国内においては、二条大麦は九州や関東など、全国的に栽培されているのですが、実際には価格などの問題もあって、大半は海外から輸入した大麦を使用しているようです。

 

二条大麦のよさは、粒の大きさや形が揃い、しかも大粒で殻皮が薄く、麦芽にした時の酵素力も高い点で、発酵性が高く、更にはでんぷんとエキス分の含有量も多いのです。タンパク質も少ないのでビール醸造には最適とされているのです。

 

次は「ホップ」です。ビールの香りや苦味の素となるのがホップです。これも重要です。ビールの原料として使用されるホップは、セイヨウカラハナソウ(つる性植物)で、その受精していない雌株の花(毬花)を使います。ホップを使うと、風味や香味付け、保存性も高まる効果があります。

 

ホップには、アロマホップとビターホップという2種類があり、アロマホップなら苦みが少なくて華やかな香りになりますが、ビターホップでは、ビール特有の苦みを加える役割となります。更に、ビールの清澄化、雑菌の繁殖の抑制、ビールの腐敗の防止の役割も果たします。現在使用されるホップは、の多くドイツなどからの輸入品です。

 

「ビール酵母」もポイントです。これは穀類から引き出した糖を代謝して、エチルアルコールと炭酸ガスを生産します。酵母の働きによって麦芽汁がビールになっていくわけです。酵母はビールの個性や味わいを左右します。