自宅で簡単にできる!地ビールの作り方

ビールの種類

 

 

さて自作ビールはアルコール度数1.0%以内で作ることになるわけですが、そのポイントはズバリ「泡がおいしい」という点にあります。楽しみながら作る手作りビールですが、それは喜べるほどに美味しくできるのでしょうか?これも大きなポイントですよね。

 

あれ、あまり美味しくないぞ!というのではちょっと困りものですよね。その点についてですが、多くの経験者が「市販品とは泡が違う」という意見を挙げています。自作のビールの特徴となるのは、酵母がしっかりと発酵されることでできる天然の泡です。

 

市販されているビールと比べれば、はるかにキメが細かくて、味や香りも全く違うと感じる人が多いのです。

 

市販品は工業的に炭酸ガスを追加して作られているわけで、天然のものとではかなり違いがあり、この点だけでも自作ビールを体験して実際に味わってみる価値は充分にあると言えるような気がします。

 

自作ビールの方法に入る前に、醸造法によるビールの種類についてもおさらいしておきましょう。ビールの種類を醸造法と酵母で分類すると、エールとラガーに分けることができます。上面発酵がエールで、下面発酵がラガーです。古いのは上面発酵のエールです。エールは以前は上面発酵のビールのことを指していたのではなく、なぜなら、現在ではビール製造では当たり前のホップが、必ずしも使用されていたわけではなかったからです。

 

昔はホップが使われるとビール、ホップを使わないとエールとしていたからです。いずれにしても現在は、上面発酵のビールをエールとしています。現在の主流であるラガーが登場する前は、ビール=エールだったのです。

 

下面発酵で作られるラガーは、低温、長時間で発酵します。長時間発酵で酵母が段々沈殿していくので下面発酵と呼ばれるのです。ちなみに生ビールとは、日本においては熱処理をしていないビールのことを指しています。